三幸新樹会

   

日本医療秘書学会学術大会にて東京医療秘書福祉専門学校が「日野原重明賞」を受賞されました☆

   

2023.03.24

三幸学園OB・OGの皆さん、こんにちは。

  

東京は桜が満開になりましたね。桜が咲いている場所を通るたびに、やっぱり足を止めて見とれてしまう「桜」。今年もまた、気持ちの良い季節がやって来たなぁと感じるここ数日ですが、OBOGの皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

  

満開発表の日に、WBCの決勝戦で日本が勝ち金メダルを獲得!

普段野球を見ることがない私でも、朝から4歳の娘と一緒にテレビの前でずっと応援していました!

まだ記憶に新しい、サッカーワールドカップカタール2022も今回のWBCも、日本中に大きな感動を与えてくれた素晴らしいニュースでしたね(^^)

  

さて今日は、三幸学園の素晴らしいニュースを皆さんにお届けしたいと思います(^^♪

先月末に行われた「日本医療秘書学会第20回学術大会」にて、東京医療秘書福祉専門学校が「日野原重明賞」を受賞されました!!

さっそく、担当の古澤さんよりコメントとお写真を送っていただきましたので、ご覧ください(^_-)-☆

  

  

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2023年2月26日(日)に日本医療秘書学会第20回学術大会が大阪で開催され、東京医療秘書福祉専門学校の医療秘書科1年生・診療情報管理士科1年生の生徒が参加し、日野原重明賞を頂きました。

  

2021年・2022年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、オンデマンドでの学会開催だった為、会場での発表をする機会がない2年間でした。

2023年の開催は3年ぶりに会場で発表させて頂けることになり、代表生徒3名と共に今の医療現場の問題について研究を進めてきました。

  

↓ 約5か月間、たくさん議論をして研究を進めていきました☆

  

「今、何が問題になっているだろう?」

現場で勤務経験がある先生から産婦人科は女性患者の為、医療機関の壁紙をピンクにしているところがあり、壁紙の色についてクレームが来たと伺い、私たちが当たり前に感じていたことが当たり前でなくなってきていることに衝撃を受けました。

  

そこで生徒が解決したい課題として考えたことは、LGBTの方々への対応についてでした。生徒自身も友人から相談を受けた経験もあり、「LGBTの方に医療従事者として何ができるのだろうか?」「医療事務員の立場でできることは何だろうか?」と考えるようになりました。

  

そして調べていくうちに、LGBTだけではなく世の中が「多様性を尊重する」という考えに変わってきていることを知りました。そこで研究のテーマはLGBTに絞らず、多様性について研究をする、「安心できる環境づくり~多様性に応じたパラダイムシフト~」にしました。

  

「壁紙は医療事務員の立場から変更できるもの?」「治療をしない医療事務員には何ができる?」

  

なかなか見つからない解決策に何度も何度も話し合い、たくさん調べていきました。

調べていくうちに厚生労働省が「保健医療2035のパラダイムシフト」を掲げていることがわかりました。このパラダイムシフトの中には「患者の価値の中心」、そして目指すビジョンには「保健医療の価値を高める」ということが記載されており、2035年までに「価値」に基づく医療を目指していました。医療は治療法だけが進歩しているのではなく、考え方も進歩しているということに気付きました。

  

では、2035年に向けて、今の私たちができることは何か?

現場経験がある先生のインタビューを元に学生ならではの提案もしました。

  

↓ 当日の発表の様子☆

  

学校で先生方にリハーサルを見て頂き、本番同様に質疑応答の練習もしました。また前日はホテルで発表の練習をし、当日に臨みました。当日大変緊張した様子でしたが、今までの中で一番元気で明るい発表ができました。

そして、「日野原重明賞」という素晴らしい賞も頂くことができました。

  

↓ 表彰式の様子☆

  

↓ 頑張ったからこその最高の笑顔☆

  

この研究を通して、医療の知識だけではなく、皆で進めていく為に必要な協働力も身につけられたとのことでした。

  

「医療事務員もチーム医療の一員。自分一人の力では成し遂げられないことも、チーム一丸となって進めていけば大きな力を発揮できる。」と感じ、この経験を活かして将来医療現場で活躍してほしいです。

  

  

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私も東京医科に十数年いましたので、医療秘書学会学術大会で「日野原重明賞」を受賞されたというニュースを聞いた時は、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

3年ぶりに会場で発表する学術大会での日野原重明賞受賞は、喜びもひとしおだったのではないでしょうか♪担当された古澤さん、本当におめでとうございます。そして素敵なお写真とコメントを送ってくださり、ありがとうございました。

 

昨年一昨年と対面では開催できなかった行事が、令和4年度は少しずつコロナ前のように開催することができ、新たな一歩を踏み出したと感じられる1年でした。コロナの流行で当たり前に出来ていた行事が出来なくなり、当たり前に出来るということがどれほど幸せなことだったのか気付けた今、来年度は更に素晴らしい三幸学園の行事が見られるのではないかと期待しています(^^♪

  

4月から新しい年度がスタートしますので、また色々な三幸学園の情報をお届けできたらと思っております。また次回の記事も楽しみにしていてくださいね☆